インフルエンザワクチン目的は重症化を防ぐこと
インフルエンザワクチンの接種の目的は、あくまで重症化を抑えることです。
100%の感染予防効果を求めてはいけません。
ワクチンを打てば絶対に感染しないという保証はないのです。
ワクチンの接種時期
ワクチンは、その年にどのインフルエンザウイルスの型が流行するかを予測して、毎年製造されています。
また、ワクチンの効果は1年間であるため、接種する場合は、流行シーズンの前に接種することが望ましいと考えられます。
感染リスクの高い高齢者、小児、妊婦、糖尿病や腎臓病などの持病がある人は、早めのワクチン接種が望ましいでしょう。
また、インフルエンザワクチンの効果の発現と持続時間には個人差がありますが、ワクチン接種後2週間目から半年間程度効果が持続するとされていて、次の年の有効性はあまり期待できません。
ワクチンを打つと感染がわかりにくくなる弊害も
ワクチンを打つと、症状が抑えられるため、インフルエンザに感染しても熱も37℃程度で症状が軽く済むことがあります。
これは、感染に気付きにくくなるという点で注意が必要です。