紀元前412年の古代ギリシャ
「医学の父」と呼ばれたヒポクラテスは、すでにインフルエンザと思われる病気の大流行について記録していました。
ヒポクラテスは様々な病気について研究し、医学を教えたり、薬や治療法を考えた医者で、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる科学的に病気やけがの治療を行うことを考えた最初の人物といわれています。
また、古代エジプトや古代ギリシアの時代にインフルエンザらしき流行性疾患の記録があります。
日本では、平安時代の「増鏡」(1329年)に『今年はいかなるにか、しはぶきやみはやりて人多く失せたまうなかに…』とインフルエンザの流行を思われる記述があります。